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イギリスのテスト IELTSのはなし

みなさん、IELTS(アイエルツ)ってご存じですか?簡単に言うとイギリス版 TOEFLです。イギリスやオーストラリアなどの大学や大学院に入るときに、英語が母国語でない外国人が受けなければならない英語のテストです。

話す、読む、書く、聞くの4つの英語の能力をスコアで測るテストです。大学側から、入学に必要なスコアが提示されます。スコア3.0~9.0まであります。大学のレベルにもよりますが、スコア6.5を最低取ることが求められます。スコア6.5は、日本の英検でいうと準1級~1級のレベルでTOEICだど、850点ぐらいのレベルですかね。​​​​
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このテスト、最近では高校生が大学受験をするときの英語外部検定の1つにもなっているので、留学以外でも受ける方が増えていると思います。​​​​​​

私は、イギリスの大学院に入る前に、このIELTSを2回現地で受けました。このテスト、むちゃむちゃ難しいんです!

例えば、「書く=writing」のテストは、1時間で2本の論文を書きます。1本目は図表をみて解説するだけなので、そんなに難しくはないですが、もう一つが、出たテーマに関して自身の意見を述べる論文で、これのテーマがとてつもいなく難しいです。私の時は、「現在、化学が世界において貢献している学問という説がある。よって化学を選択しているが学生には、他の学科よりも優遇措置を与えるべきだと思うが、その件についてあなたの考えは?」でした。なに~日本語でも難しい!!

また、「話す=speaking」も個別面談で15分程度のマンツーマンテストなんですが、これまたテーマが難しい。私の場合は1回目の受験で「日本の教育制度についてあなたはどう思うか?」がテーマとなり、上手く伝えることができず散々な結果でした。

よって、私がとった勉強法は、まずは色々なテーマを自分で書き出し、限られた時間内で話す、書くという訓練。ただ、speakingに関しては独りで勉強することに限界を感じ、通っていた英語コースの先生に、個別指導の交渉をして、テストの1カ月前に集中個人レッスンを頼んで、フィードバックしてもらいながらレベルアップを目指しました。

努力のかいがあり、やっと2回目で必要なスコアがぎりぎり取れました・・・あまりにも勉強が辛かったので、合格ラインのスコア取れた直後に、IELTSのテキストは捨てました(笑)二度と受けたくない!ので。​​​
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みなさん、もしIELTSを受験される場合は覚悟が必要です。

でも、IELTSテストをクリアーすれば、イギリスでの大学院の論文やプレゼンテーションができるレベルに到達できますし、授業中の討議にもついていけると思います。
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