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イギリスの野外劇のはなし

日中は温かい日差しが降り注ぎ、街にはチューリップなどの花々が美しく咲いていて、とっても気持ちのよい季節ですね。

こんな日は、野外で色々なイベントを楽しみたくなります。今日は、私がイギリスで体験した、野外劇のおはなしです。 

私はイギリスに留学しているときに、たまに住んでいる街の小さな劇場で演劇を大学院の仲良かったクラスメイトの台湾人の子と観に行ってました。

ある日、クラスメイトに「シェイクスピアの野外劇がお城がある前の広場であるので一緒に行こう」と誘われて、確か1,000円位の自由席のチケットで観に行くことになりました。野外劇では飲食持ち込みOKなので、劇が始まる30分くらい前から敷物を各自で敷いて席でピクニックすることができるとのとで、私たちは近くのスーパー セインズベリーで買ったサンドウィッチ、お菓子、ワインをもっていきました。

私たち以外の観客はイギリス人がほどんどで、本格的なピクニックセットを持ってきている人が多く、料理や飲み物も沢山持参して、とっても盛り上がってましたね。

そして、劇が始まったのですが、作ったセットは一切なく、背景は本物のお城と庭の緑やお花でした。一番安い自由席でしがが、なぜか一番前の真ん中の特等席で観れてが良かったです。そしてちょうど夕暮れ時だったので素敵な幻想的な雰囲気の中で、シェイクスピアの劇をみました。

ただ・・・シェイクスピアの劇のセリフが、日本の歌舞伎と同じで古典の英語だったので、ほとんど理解することができず・・・難しい~と思っていたところ、隣のイギリス人も「大丈夫、私たちも良く分かってないかも」と言っていたので、ほっとしました。

劇が終わるころには、すっかり日も暮れて、ライトアップされたお城がとっても奇麗でした。

帰り道クラスメイトと「イギリスに来て、一番楽しかった!と思えるくらい素敵な野外劇だったね」と二人で話をし、とっても満足した貴重な楽しい経験でした。

日本でもこんな野外劇があると行きたいな~と思っています。野外コンサートはありますが、野外劇は天候にも左右されるし難しいですかね~


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